この仕事をやっていると患者様からよく、

「硬まっている筋肉は、運動したり鍛えればコリや痛みを解消できるのでは…」

というお声を良く聞きます。

それは半分は正しいですがそれだけでは足りない、というところでしょうか。

スポーツ選手が接触など原因が分かりやすい怪我以外でも、ある箇所に負担がかかり、お身体を痛めてしまう。そのような事をお聞きになられたこともあるでしょう。

同じように日常でスポーツを行っている方も同じリスクは十分に考えられます。それを防ぐには

まずはご自身の筋肉の硬さ、関節の硬さなど、弱点を知ることが大事です。

私も空いている時間にジョギングを行ったりしています。ジョギングでもお身体を使う箇所は沢山あります。足回りはもちろんのことお尻、腰、お腹、腕を振るので肩周りまで関連しますよね。

そしてこの沢山ある筋肉や関節ですが、身体のコリはそれぞれが同じように固まっているとは限りません。

ここの筋肉は縮こまっている、また別の筋肉は引っ張られすぎて硬くなっているなど違いがあります。

縮こまっているところ、張っているところを急に動かそうとしても動きません。または怪我のリスクも高くなります。

しっかりと段階を踏んでお身体を慣らし、動かしていくのが大事です。

そしてもう一つですが、同じ運動するときでも日によって出せるパフォーマンスが違う、ということです。

日常で「今週は座る時間が多かったから良くないのかなあ、残業が多かったからかなあ」など

分かりやすい原因があれば皆様納得しやすいのですが、パフォーマンスが違うのは天候、食生活、体調など様々な要素も関連しているのです。

ご自身でお身体をすべて把握するのは困難です。

私でもコンディションを整えるのは人に見てもらった方が上手くいきます。

長く運動に関わっていくためにも、ご自身のお身体の状態を知ることも始めていきましょう！