①仰向けでの鍼

仰向けで手足や頭、お腹のツボを使って鍼治療をしていきます。

お腹の張りですが、張りが強いと自律神経が緊張していると言われています。

内臓にも関連がありますので、つながりのある手や足のツボを使って緊張している自律神経を整えていくのです。

冷えが強い方にはお灸をしていきます。

場所は手足、背中、お腹など必要な箇所を選択して施していきます。

女性には婦人科の疾患（生理痛・生理不順・腹痛・不妊など）にも効果的です。

②うつ伏せの鍼

うつ伏せでは首から足まで全体的に打つことにより

局所のコリや張りを取ると共に、お身体全体の流れを良くしていきます。

背骨の脇には内臓の真裏にツボが並んでいますので

一つ一つの内臓の状態も更に良くすることが可能です。

当院の治療の特徴で鍼の手法のひとつとして

「盤龍刺」(ばんりゅうし)というものがあります。

広い背中の筋肉の内側にある背骨の際に沿って打っていきます。背骨の際は神経節という自律神経の集まりが連なっています。

その出どころを調節することにより神経の流れをよくしやすくするのです。

肩、腰などいくら局所を治療してもよくならない、そんな時は原因が自律神経にある時もあります。

そして背中の筋肉に鍼を打つより刺激が優しいためリラックスして受けれますので、安心して効果を実感して頂けると思います。

鍼灸治療では遠隔治療という治療法があります。

これは痛い所から離れたところのツボを使うことにより痛い部分、症状が出ているところを治そうという治療法です。

①内臓の調子などを整える

皆さんもご存じの通り体には360以上といわれる「ツボ」と呼ばれるものがあり、ツボにはそれぞれ役割があります。

例えば足のすねには「足三里（あしさんり）」というツボがあり

これは胃の調子を整えるために使います。

妊婦さんで患ってしまう逆子には足の小指にある「至陰（しいん）」

ものもらいには人差し指にある「二間（じかん）」

頭痛、目の疲れには親指、人差し指の間にある「合谷（ごうこく）」

腰痛には膝の裏にある「委中（いちゅう）」などがあります。

しかし当院ではこれらのツボは単体で使われることはありません。

お身体の治療と組み合わせて行います。

②寝違え、ぎっくり腰など身体が動かない、動かしづらいとき

東洋医学では経絡といわれる期の流れがあり、それぞれの気の流れが内臓に影響を与えます。

たとえば寝違えで首が痛く動かせなかったとしましょう。

動かせなくなった痛みがある場所の経絡に沿ってツボを探していき、離れたところのツボを刺激すると首がラクになり動かしやすくなるのです。

当院ではお身体に打っても改善しない、そのような時に使うことがあります。

　お時間は１時間から１時間半ほど見て頂ければと思いますが

　症状の状態により前後する可能性がありますので

　お時間がお急ぎでありましたら調節いたしますので、お申し付けください。