最近はお身体の不調をインターネットで検索すると「自律神経」という言葉をよく目にする方、病院で検査を受けた時に「自律神経の影響じゃない？」ということを聞いた方はいらっしゃますでしょうか？

そもそも自律神経はどこが密に関係しているの？かというと、脳の中にある視床下部という場所が調節を行っています。

また視床下部は多くのホルモンを合成、分泌、抑制するなど、ホルモン調整に重要な役割を示しております。

視床下部によるホルモン調整は下垂体と呼ばれる近くの脳の一部に働きかけることにより、下垂体から出ている成長ホルモンや女性ホルモンなどがコントロールされるようになります。

しかし日常のストレスにより自律神経のバランスが乱れると調整を司る視床下部に関連し、ホルモンの調整にも影響を及ぼすようになります。

中でも女性はプロゲステロン、エストロゲンなどのホルモンが関係する生理周期の乱れなどにより生理不順や生理痛、エストロゲンの減少に伴う更年期障害などになりやすくなるのです。

見えない身体の内部でこうしたバランスの乱れが生じている状態は早めにご相談いただけた方が整えやすいです。

鍼灸治療は筋肉やツボを刺激することにより自律神経、ホルモン調整の元となる視床下部に刺激が加わることが実証されています。自律神経の乱れはホルモンバランスの乱れ。不安なことがありましたらぜひご相談ください。